core features

MASTAコア機能

MASTAは、コアモジュールと設計コンポーネントや高度な解析機能を備えた75以上の追加モジュールで構成されており、お客様や業界の要件に合わせて高度にカスタマイズすることが可能です。

コアモジュールの機能

コアモジュールでは、シャフト、ベアリング、円筒ギヤを用いたギヤボックスおよびトランスミッションシステムの設計のためのCAE環境を提供します。

コアモジュールの設計機能は次のとおりです。

  • インタラクティブな3Dビューを備えた2Dデザインビュー
  • 44,000を超えるベアリングを含む包括的なベアリングデータベース
  • 円筒ギヤ、シャフト、ベアリング、クラッチ、シンクロナイザー、スプライン、その他のカップリングの追加
  • パワーロードとポイントロードの指定、ロードケースとデューティーサイクルの設定
  • 2D CAD図面(.dwg/.dxf)のインポートを含むシャフトプロファイルの編集

コアモジュールの解析機能は次のとおりです。

  • パワーフロー
  • システム変形
  • 円筒ギヤの荷重とミスアラインメント
  • ISO 6336、DIN 3990およびAGMA 2101-D04に準拠した円筒ギヤの評価
  • ベアリングの荷重とミスアライメント
  • ISO 76、ISO 281およびISO/TS 16281に準拠したベアリングの評価
  • DIN 743、AGMAまたはSMT法に準拠したシャフト疲労解析と評価
  • 強度または接触率のためのギヤマクロ諸元の最適化

MASTAの機能

メカニカル・トランスミッションの設計、解析、最適化を行う次世代のCAEです。

MASTAの最新リリースでの主なアップデート内容を以下にまとめました。詳細については、お問い合わせください。

FE-screenshot

フルFEメッシュの縮退と解析

  • ハウジングやシャフトのフルFEメッシュをインポートし、MASTA内でモデルの縮退を行うための新しいモジュール
  • フルFEモデルの結果をMASTAで展開し、応力、たわみ、モードシェイプ、エネルギー量を表示することが可能
  • 主な機能は以下のとおりです
    • フルFEモデルのMASTAへのインポート
    • MASTAでの剛性と質量の縮退実行
    • MASTAでのシステム変形解析後のたわみ、応力およびひずみを表示
    • MASTAでのNVH解析後、FE結果を拡張してモードシェイプとモーダルエネルギー量を表示

歯の内部疲労破壊 (TIFF)

MackAldenerの手法に基づき、TIFFのクラック発生リスクを予測することができます。このモジュールはMASTAの歯面接触解析 (LTCA) 結果を用いて、内部応力と疲労応力を可視化します。

このような不具合を理解することは、トランスミッション開発で不可欠になっており、設計の早い段階で最適化を図ることができるようになっています。

TIFF-screenshot

歯面接触解析(LTCA)の機能強化

特に、MASTAの歯面接触解析(LTCA)に関して、多くの開発が行われました。

  • スパーギヤとヘリカルギヤの両方で、作用線から外れて先端が接触した場合の影響を含めた
  • Advanced LTCA解析のためのFEモデルにリムとウェブを含めた
  • コンタクトチャートに、さらに多くの解析結果を追加
  • 結果を容易に比較するため、コンタクトチャートのスケール固定が可能
  • 最初のプラネタリの噛み合い(=最初のプラネタリの角度)に対してのみLTCA解析を実行するオプションを新たに追加

その他の機能

プランジシェービングダイナミクス

シェービング方法に応じた歯先から歯元までのシェービングフォースの変化をシミュレーションできる新モジュール、歯形にプロファイル/リードエラーが発生するかどうかを判断可能

ホブ切りプロセスシミュレーション

この新しく改訂されたモジュールは、ギヤのホブ切りプロセスにおける様々な静的誤差を考慮しています。プロセスシミュレーションモジュールは、製造条件下で、誤差を含むギヤの形状を再現できます。

損失/効率計算のための噛み合い摩擦係数オプションの強化

従来のISO/TR 14179-1:2001の方法に加え、新たな摩擦係数の計算方法を追加しました。

ギヤ負荷歯面 インディケーター

どのギヤ歯面に負荷がかかっているかを表示します。パワーフローモードでは、2Dと3Dビューの両方で歯面の負荷を視覚化できます。その他のモードでは、2Dビューでの表示となります。

ISOで計算された歯車の曲げ応力でのショットピーニングの影響の包含

ISOギヤ材料の場合、ショットピーニングを施していることを指定し、ギヤ評価に含めるショットピーニング曲げ応力ベネフィット率を指定します。

ギヤの公差規格

  • AGMA 2101-D04で円筒ギヤの評価を行う際、従来のAGMA 2015-1-A01規格に加えて、AGMA 2000-A88およびANSI/AGMA ISO 1328-1-B14の公差規格を指定できるようになりました。
  • ISO 6336で円筒ギヤの評価を行う際、従来のISO 1328-1:1995(E)/ISO 1328-2:1997(E)規格に加えて、ISO 1328-1:2013(E)/ISO 1328-2:1997(E)公差規格を指定できるようになりました。
  • 公差の丸め方をメートル法とインペリアル法から選択することができます。

ベベル/ハイポイドギヤのミスアライメント

クロスポイントを基準にして計算された従来の結果に加え、ギアの噛み合い点を基準にして計算されたミスアラインメントの表を含めます。

CADレポートの改善

  • CADレポートが以前のリリースよりも強化され、CAD Gear Data Sheetsにより多くのデータや情報を追加できるようになりました。
    • 設計/解析値を反映して値が更新されたプロパティラベルの画像を含める。
    • CADレポートテンプレートの指定

ころ軸受の改善

アキシアル荷重を受けることができる円筒ころ軸受の動的等価荷重計算に、推定された係数に加えて、ユーザーが指定したX、Y係数を含める。

LDP インポート

LDPから基本設計を持ち込みます。この初期導入では、内歯または外歯の円筒ギヤペアに限定され、現在はマクロ諸元のみがインポートされます

FEコンポーネントノード接続レポート

設計モードでインポートされたFEコンポーネントのデフォルトレポートには、インポートされたFEコンポーネントの精度を評価するために、接続されたコンポーネント上のFEノードの予想される位置と実際の位置を示す3つのテーブルが追加されました。

インポートされたFEとベアリングノードの位置合わせ

ベアリングのFE縮退ノードが、ベアリングの中心に作成されるか、ベアリングレースの中心に作成されるかを指定します。テーパーローラーベアリングのように、ベアリングのレースが常にベアリングの全幅ではない場合に特に有効です。

円筒ギヤのミスアライメント計算方法

別のミスアライメント定義に基づく円筒ギヤのミスアライメント計算

LTCA計算値によるAGMA評価

マイクロジオメトリモードで AGMA 2101-D04 に準拠したギヤ評価で LTCA 応力を使用するには、Settings の Cylindrical Gear Rating セクションにある AGMA rating options の下部にあるオプションを選択します。

溶接/構造 係数

スカッフィングの計算で使用される溶接/構造係数Xwを指定する新しいオプション


リリースノートの全文は、ご要望に応じて、またはSMT Portalから入手できます。