Automation and Optimisation
MASTAは最も包括的で直感的なトランスミッションと電動パワートレインの設計・解析ツールであり、他を圧倒する自動化を実現する柔軟性を持ち合わせている
MASTAは手動プロセスの自動化を可能にする。これによってエンジニアはより多くの時間を本来の設計・開発に注力できる。
Parametric Study Tool
- MASTAには、多次元パラメータスイープ、モンテカルロ解析、実験計画法などに対応する統合パラメトリックスタディツールが実装されている。
- 結果の表示方法は多岐にわたり、2Dプロット、等高線図、平行座標図などが利用できる。効果的なデータ表示を実現する。
Tolerance and Robustness
公差や ロバスト性に関する調査は製造・組立・運転条件の変動範囲内における性能を理解する上で極めて重要である
- 部品の公差範囲を指定して分析する
- ギヤ、ベアリング、スプラインの製造誤差を分析する
- 製造公差の影響を検証するためのモンテカルロ解析
MASTA API
MASTAは、C#などの.NET言語、Python、Matlabといった一般的なソフトウェア言語を介してMASTAと連携するための完全なスクリプティングAPIを提供している。このAPIでは数万ものパラメータが利用できる。スクリプティングにより、モデル構築、設計変更、解析実行、結果処理の自動化が可能となる。スクリプティングにより、独自の知的財産権を保護しつつ、MASTAに独自の計算機能を拡張できる。スクリプティングは、MASTAと社内ツールを連携させ効率的なワークフローを構築するためにも活用可能である。
Dedicated Optimisers
- System Optimiser – 指定したデューティサイクルにおいて、目標とするギヤ安全率、ギヤ比、ねじれ角およびパッケージング制約を考慮して、設計内の複数の円筒ギヤのマクロ諸元を同時に最適化する。
- Cylindrical Gear Micro Geometry Machine Learning – 機械学習を活用し、円筒ギヤのミクロ諸元(歯面修整)を効率良く自動で最適化するツール
- SMTでは、機械学習の手法を活用し、AIの専門知識がなくても利用できるように、お客様のワークフローを強化する専用のターゲットソリューションを構築している。
Batch Running
- modeFrontier、Hyperstudy、Optislangなどの外部ツールから、入力・解析・出力のXML定義ファイルを介してMASTAをバッチで実行できる。これらのツールの最適化、実験計画法(DOE)、AIベースの機能をMASTAとシームレスに連携できるようにする。複数の解析ツールを用いたワークフローも実現可能。
- Linux HPC上で、Altair PBS Professionalなどのジョブスケジューラを用いたバッチ処理によりMASTA解析を実行する。これによって実行時間を短縮しつつ、ユーザマシンを解放できる。今後の開発では、MASTAのユーザーインターフェースから直接Linux HPCへ解析を投入する機能を実現する予定である。
Custom Reporting
全員が同じデータを必要とするわけでは無い。そのためMASTAには、必要なデータを追加できるカスタマイズ可能なデフォルトレポートを用意している。さらに全く独自のカスタムレポートを作成することもできる。
- カスタムレポートには、カスタマイズされたスクリプトプロパティを追加できる。
- ブランドカラーや会社のロゴを追加できる。
- カスタムレポートはMASTA内に保存されるため、何度も繰り返し利用できる。
- 単位の変更
- データ表示構成の変更
- エディタもカスタマイズ可能








